2011年11月13日日曜日

14日からワークショップ第2期が始まります

月曜日からワークショップ第二期がはじまります。
土曜日棟梁の鏡さんと話したのですが、法事も少なかったので、本当に静かなお寺でした・・・。
その静けさも大事ですが、やっぱり、寂しかった・・・。参加して下さるみなさんと会える事が本当に楽しみです。

実は、初日からお葬式が3件続いています。お寺ですから起こりえることです。
私もお葬式のご縁を大切に精いっぱい勤めてまいります。

お堂をつくることも、お葬式をお勤めすることも共にいのちの絆を紡ぐという点では共有できると思います。お葬式は、生命の絆を断ち切るのではなく紡いでいく場である事が大切なのです。

だからこそ、ご法事でおいでいただいた方々が、聞思堂の建築に携わってくださった方々の願いや思いをうけて、悲しみを乗り越えていく大切なご縁を紡いでいくお堂なのです。

死は、決して忌み嫌われる事ではありません。日ごろから生命の厳粛な営みとして大切に考えていかなくてはならないと思うのです。お寺のお堂だからこそ、生命の結晶としてのお堂建築だらこそ、私たちは、死とともに生命を考える事が重要だと思います。

建材として木材は死ぬわけではありません。木材の生命を生かした木材こそ、お堂に生命を与えるのだと思います。土も生きています。藁も生きています。人間の都合によってすべてが、お金に換算されてしまう世の中で、決してお金に換算できない体験を私たちは見失ってはならないのです。

トップライトからの光がありがたいですね。昼間ゆっくりと過ごさせていただきました。
ご法事に来られたご門徒が、本当にすごいことだと感心して帰って行きました。
私も同感です。参加者の皆さんの平和への思いが、
ご法事で来られた皆さんの思いに気づきを促しているのです。

光の温かみを感じます。

第2期は10日間と短期間です。どうぞこの機会をお見逃しなく。
合掌