2008年2月21日木曜日

弱さの情報公開~北海道浦河べてるの家訪問記2~

べてるからの帰り道『安心して絶望できる人生』という向谷地さんの著書を読ませて頂きました。
時間的な余裕もない中、まったく予習なく現地に入ってしまい、その帰りに読んだ著書の内容に心が振るえました。
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ホームページで見ていたニューべてるに送って頂きました。早速、二階の事務所で当事者研究がはじまりました。自己紹介しながらも、ちょっと緊張している自分がいます。
すごいな~と思ったのは、辻先生が一回来ていたと言うことを加味しても・・・すごく自然に輪の中におられたことです。自己紹介もおわり・・僕にとって、衝撃的な研究発表が始まりました。

向谷地さんがファシリテーターをつとめられながら、すすめられていきます。実感したのは、誰もが「当事者」という括弧でくくられない空気でした。その輪にいるみんなが当事者だったのです。


そんな空気の中でいさせてくださったことに本当に感謝しています。始めは、少しばかりカウンセリングの勉強をした経験があり、グループカウンセリングの方法論を採用しているんだな~などと客観的な分析をしていました。今にして思えば、自分を防衛するのが精一杯だったんだと思います。
でも、何気ない言葉の中に現れてくる人生の真実の言葉がだんだんと心に染みこんできます。

中途半端な防衛なんか役に立たない・・・いや、もったいないと思いました。

僕自身がだんだんとその場に居られるようになってきます。逃げ出したいような思いを抑えながらいた僕に勇気をくれたのが、発表しているみなさんの真実のことばでした。

小声で自分を語りながら、仲間を信じて、いやその場を信じて語ってくれている・・・。

その場の中に自分がいるのです。

弱さを絆に・・・弱さの情報公開の重要性が一番こころに響きました。

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実はこの話18日の午前中のミーティングです。午後は日赤病院の精神科のデイケアでの当事者研究でした。そこでもとっても大切な体験を聞かせて頂きました。その続きは明日書きたいと思います。

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余談シリーズ
やっぱり辻先生はかっこよかった・・・

18日に浦河のホテルにチェックインしました。4階建てのホテルの4階に宿泊したのですが・・・・。部屋まで、のぼりはエレベーターでした。

部屋で荷物を整理して、昼食という段になるとき・・・何気なく下りのエレベーターを呼んでいると
さりげなく階段を指さし、降りていきました・・・。その仕草がかっこいい・・・。
でも・・・一緒にいったゼミの生徒さんによると、5階ぐらいが限界らしいです・・・。そんな冗談がでるほどさりげなくかっこいいです・・・。やっぱりライフスタイルなんですよね


余談でした・・・次回をお楽しみに