2008年2月6日水曜日

すてきな発表会・・・学ぶってすばらしいね

昨夜は本当に楽しかった・・・。

明治学院大学に環境運動家の辻信一先生がおられます。そのゼミの卒業論文発表がなんと
お寺の本堂で開催されました。

多様なテーマがあり
・貧困問題・労働観・豊かさの本質・文化教育・環境問題・・・・結婚問題 などなど

みんな・・・スゴイよ 本当によく考察されてた。

文化人類学の幅の広さと同時に、辻ゼミのすごさなんだな~と思いました。

この学生さん達は、本当に貴重な存在であり、そういう学生さんがいる戸塚という街は本当にスゴイと思いました。

すべてのテーマに共通するキーワードが「関係性」ですね。

仏教を学んでいる私が、七転八倒しながらたどり着いたキーワードに、世界を回ったり、生活の中からたどり着いている・・・・「地球は自分なんだ・・・」という発表がありました。

こういう人間観にたどり着けている・・・
すばらしい学びであると同時に・・・すべての事柄は、私とつながり私を形作っていくと言う感覚が
これからの社会でとっても重要な意味を持っていると思います。

仏教では、縁起という言葉で、伝えられています。関係性というと近代的人間観の中で語られがちになりますが、関係性の本質は存在論にあり、近代的人間観を超えていくところで語られていくことが重要だと思います。

縁起は、契約主体を想定して語られていません。ここを現代的に、関係性というキーワードで共有することは可能ではないかと思いました。

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聞かせてもらったあと、みんなと語り合えたこともホントに楽しかった。
また是非・・勉強させてください。

そして今度は、もっと、たくさんの地域の人に聞いてもらいたいですね。

こんな、スローで地道な活動が、今できるお寺の一歩かもしれないと思いました。

最後に辻先生のお育てに敬意を表し、この御縁を作ってくれた修平さんの行動力に感謝しながら

おわりたいと思います。

住職 合掌