2012年2月28日火曜日

聞思堂が完成に近づいてきました。

ここのところ、更新できていなかったのですが、本日はたっぷり聞思堂の画像をアップしたいと思います。後日、26日に来寺いただいた、サティシュクマール師のイベントの模様をUstremでアップしたいと思いますお楽しみに。本当に素敵なイベントでした。

さて、早速画像をご覧いただきましょう。

ライティングされた聞思堂



ライティングが暖かい雰囲気を出してくれています。もちろん、LEDです。外のウッドデェッキを舞台にライブができそうでしょう。では、中に入ってみましょう。




養生が外れた杉の床があたたかな雰囲気を生み出しています。周りの黒壁は、杉の木に墨汁をぬっています。木目を生かして、林の中にお堂があるそんな雰囲気を醸し出しています。いかがでしょうか。これから椅子と机が入るのでまた雰囲気が変わると思いますが、このようなフラットな状態で、ヨガをしたいと思います。素敵な空間になると思います。


みなさんと一緒に作り上げてきたストローベイルの壁です。だからこそ、これからも、みなさんとご一緒に作り上げていく空間でありたいと思います。右にあるのはペレットストーブです。やわらかい暖かさですよ。






5月中旬には完全に乾燥すると思います。みなさんとご一緒に完成をお祝いするのは、まずは6月キャンドルナイト、そして、落慶法要は10月の報恩講と考えています。

是非、お立ち寄りください。住職 合掌



2012年2月17日金曜日

鏡親方ありがとうございました

本日、大工仕事のほとんどが終了しました。
鏡親方が他の現場の応援に行くことになりました。思えば、ワークショップから本当にお世話になりました。本当にありがたい親方でした。今後ともお世話になります。よろしくお願い申しあげます。
やっぱりちょっと寂しいです。

カイルさんの内装仕上げ続報




まだ、仕上げたばかりですから、乾燥するとこの色はもっと明るくなります。いい感じですよね。
完成したら是非ゆっくり遊びに来てください。

改めて、感謝・感謝です。

2012年2月14日火曜日

感動の内壁仕上げ

みなさん、いつも読んでいただきありがとうございます。
久しぶりに更新しますが、いよいよ聞思堂もラストスパートになってきました。

今日はカイルさん中心に内壁の仕上げが行われました。
写真だとあまり感じが伝わらないかもしれませんがご勘弁を・・・。

完成に近づけば近づくほど、いろいろなことを思い起こしながら、「すごいことが起きている」
という思いでいっぱいです。


養生も少しづつ取り始めています。木と土の感じのバランスが味わえると思います。写真では伝わらないのですが、香りが全然違います。新建材のにおいがしない建物です。柔らかい杉の香りと今日前面のウッドデッキが入りましたので、ヒノキの香りがします。すっごくありがたいです。



内壁の仕上げの感じです。乾きますからもっと色は明るくなります。でも、この土とわらとが織りなす。バランス表情が豊かな、圧倒的な存在感です。穴太積みの存在感に負けません。感動しました。昼間の感じが楽しみです。住職の写真の腕では伝えきれないのが悔し・・・。

是非見に来てください。約一か月で乾くそうです。外壁は、4月に入ってから仕上げます。


もっとうまく表現できれば・・・すみません

 自然素材とつき合っていくことは大変な手間がかかりますが、やはり、建物も生きているということを実感しています。だからこそ、つき合うための作法も距離感も大切なのだと思います。過度に丁寧に付き合いすぎても、その息吹を感じることはできません。かといって、雑にすれば、建物の心を傷つけてしまいます。

「生きている・・・。」という言葉がぴったりな聞思堂だと思います。だからこそ、いろいろな、いのちを生み出していける空間にしたいと思います。


夜の聞思堂です。ヒノキのデッキがステージになりますね。お楽しみに

2012年2月5日日曜日

おかげさまで穴太積み石張りワークショップ無事終了

本当にありがとうございました。30名近くの方々にご参加いただき、穴太積み石張りワークショップも無事に終了いたしました。心ふるえる素敵な週末でした。

まずは穴太積みを基壇に迎えた聞思堂の姿から


この画像は、粟田建設の粟田純徳社長がアップしてくださったものです。バランスのいいきれいな画像なので、トップに持ってきました。聞思堂に風格が加わりましたよね。社長ありがとうございました。

ワークショップにご参加いただいたみなさんにも心から感謝申し上げます。あたたかないい日でしたね。日曜日は少し寒かったので、土曜日が恵まれていたことを改めて実感しました。


みなさんで、石張り作業中です。
石張りといっても、石が自然石ですから、張るというより置いていくという感じですね。
 今回のワークショップは、藁積みワークショップからの仲間が大勢駆けつけてくださいました。初参加という方もおられて、とっても懐かしく、あたたかいワークショップでした。
「石にもこころがある」「石は生きている」という粟田建設 粟田純徳社長の言葉を、みんなが実感できたのではないでしょうか。私もその一人です。

一つとして同じ形がない自然の山石。その個性が生かされて素敵な石張りになっていきます。この場所に落ち着きたいのかな~と石の立場に立って思いを寄せていく・・・。強引に割ったり強制的に置こうとすると、ケガにつながります。不思議ですね。いかに思い込みと偏見の強い自分であるかを思い知らされました。

素敵な笑顔でしょう。ありがとうございます。

右隅におられるのが粟田純徳社長です。社長に見守られながらワークショップが進んでいきました。

天板をうめていく「たたき」の説明中

参加者のみなさんの名前を石の裏に書かせていただきました。
デイサービスのみなさんの名前もご一緒に書かせていただきました。本当に喜んでいました。

石に名前を書く・・・。こういう発想がなかった自分がいます。土木工事に名前が残ること。何か悠久の時を超えていく不思議な感覚がありました。たとえ、建物がなくなっても、石垣は千年単位で残っていきます。ありがたいです。


昼食をいただきます。作ってくださったご門徒のみなさんありがとうございました。
おいしかったです。

夜は素敵な講演会でした。穴太衆積み 第14代 粟田純司さんと大岩剛一先生の対談です。この出会いがなかったら今回の穴太積みとの出会いはありませんでした。本当にありがたいです。

みなさん、是非聞思堂に遇いに来てください。 合掌