今日はすてきな夜でした・・・。お彼岸の法要がおわり、夕方から国分寺のカフェスローにいってきました。このブログで紹介しているべてるの家の向谷地さんが辻先生の招待でトークセッションされるからです。戸塚から国分寺までは、電車で約1時間40分くらいでしょうか・・・。向谷地さんが4時間かけて浦河に送ってくださったことを考えれば、なんとたやすいことか・・・。でもね首都圏の良さはというより戸塚の有り難さ・・・そして送り出してくれる坊守(住職の連れあい)の有り難さ・・・。そんなことを感じながら中央線の通勤ラッシュにもまれて行ってきました・・・。
よかった~整理してまた少しづつ書いていきます。ブログを書くというモチベーションがこんなにあがったのはとっても久しぶりです・・・。やっぱりお坊さんは、学び続けていくことが大切だと思いました。これで終わりということがない・・・。仏法を聞くというのは、あらゆる学びの中から聞かせて頂くこと、それは、日常生活の中でもそうですし、もちろんお寺の本堂で聞くお話しもそうです。しかし、仏法は本当に生活に生きていると実感したトークセッションでした。
弱さの情報公開・・・弱さを絆に・・・ブログに書いた現地での風景がまざまざとよみがえりながらお話しを頂きました。すてきな言葉にであいました・・・。
浦河ではお葬式を本当に大切にするそうです。
「お葬式は死ぬんじゃない・・・。みんなを生かしていくことなんだ・・・。」手作りのお葬式の中で命が紡がれていく・・・。ああ・・現場に生きる僧侶として・・・こころがふるえました・・・。
形ばかりの「凡夫」だったな~と自分自身を見つめずにはおれませんでした。親鸞聖人のお言葉をもっと大切にこの現代社会で聞かせて頂くこと・・・あ~「伝道は求道なり、求道は伝道なり」人に伝えることと自らが聞かせて頂くとは本当に一つになっている・・・。
いろんな思いが駆けめぐりました・・・。整理して書きます。ありがとうございました。
帰りの電車で読んだ辻先生の本がまた良かった・・・途中なのでこれから続きを読みます。
『幸せって、なんだっけ 「豊かさ」という幻想を超えて』 辻信一 ソフトバンク新書
発展的な経済成長という罠にお寺が巻き込まれてはならないと思いを新たにしました。皆さんとご一緒に学んでいきたいと思います。
仏教を季節のいいときに聴聞する御縁がお彼岸です。いのちの絆に感謝しつつ、仏恩の尊さに静かに手をあわせた尊いすてきな夜でした。
向谷地ご夫妻・息子さんそして辻先生本当にありがとうございました。
住職 合 掌